アメリカでは、カップルセラピーやマリッジセラピーがとても盛ん。それほど問題を抱えていないカップルでも、お互いの関係をより良くするため、メンテナンスするため、と気軽にカップルセラピーを受けにいく。

でも日本ではまだ、セラピーはそこまでお手軽なものではなく、特に夫婦間の問題だったりすると友人にも相談しにくく、1人で悩んでいる人も多い。そんなときためになるのが、セルフセラピー。

実際に行動を起こすことで、2人の関係に何かしらの変化が起き、積極的に問題に取り組むことで、冷めかけた関係を修復することが可能になる。そんなセルフセラピーの方法をいくつかご紹介。

 

1.一緒に旅行に出かける。

日常から離れることで、距離が縮んだり、忙しい生活では話せなかったようなことも、ゆっくり話す時間が作れたりする。

もし2人でいたら、ますますケンカしてしまいそうなら、他のカップルとグループで旅行したり、団体旅行に参加しても良い。停滞してしまった関係に新鮮な空気を入れるだけで、何かが変わることが多い。

 

2.自宅でDIYセラピー

専門家の助けを借りなくても、自分で2人の関係改善を図ることはできる。ただし、カップルの両方共が問題を認識し、改善したいという意志をお互いに持つことが大切。

専門家のセラピーでも、カップルの関係改善の本などでも、カウンセリングのメインは、良好なコミュニケーションを構築すること、そしてそれを続けること。

DIYで自宅でセラピーをするなら、まずは2人で会話を持つ時間を定期的に決めて、それを守ることが重要になってくる。良好なコミュニケーションのポイントは、関係を改善したいという気持ちを会話の基本にし、相手の意見、言葉をオープンな気持ちで聞くこと。

 

3.デートをする

ありきたりのことだが、やはり2人きりでデートをするのは大事。特に長年連れ添った夫婦や、いつも一緒にいるカップルの場合、日常の忙しさに流されて、一緒にはいるが、ちゃんとデートをしていないということも多い。

仕事があったり、子供がいたり、スケジュールが忙しかったり、デートの時間を取ること自体が難しいカップルも多いと思うが、それでも、2人切りでソファに座って、のんびりとワインを楽しんだり、少しだけでも2人切りで外出してカフェに行ってみたり、短くてもクオリティータイムを持つことが関係改善につながる。

生活の中で、「2人の時間」を持つことを最優先事項にする。

 

4.2人で楽しめることを見つける

エクササイズなど体を使ったアクティビティーや、モノを作ったり描いたりするアート関連の習い事は、人の幸福度をあげることが科学的に証明されている。

これをカップルセラピーに利用して、2人とも同時に興味を持てるアクティビティーや習い事を見つけて、2人で楽しんでみる。2人で同じ経験をすることで、距離も縮まり、共感性を高めることができる。

 

5.グループデートをしてみる

カップル同士で食事をしたり、お酒を飲みに行ったり、デートをするのは、2人の関係にも刺激になる。ただし、一緒に行く人を注意深く選ぶことが大切。

アツアツ過ぎて、お互い以外が目に入らないようなカップルと一緒だと、セラピーとしては逆効果になってしまう。

一緒にいて楽しくリラックスできて、お互いの問題について話題にすることに抵抗がないような、親しい関係のカップルが良い。もしカップルとしての問題を一緒に考えることができるような相手なら、グループセラピーになって尚良い。

ただし、もし具体的に問題について話すなら、あらかじめそのことを相手のカップルにも伝えておいた方がベター。