今、あらゆる世代の女性に読んで欲しい、自分へのラブレター
雑誌に載っている細いモデルの写真を見てはダイエットを決意し、摂食障害で入院したセレブの話題、痩せすぎが不妊症の一因かも、といったニュースを読んではさらに不安を感じる・・・。
メディアにあふれる、人形のように完璧な修正を加えた女性の写真が、女性の美の基準を現実の人間ではないレベルにあげてしまっている現代。どれだけダイエットしても、どれだけ美容整形でシワをなくしても、自分に満足できずに苦しむ女性が増えているという。
そもそも人の好みなど千差万別、完璧な容姿など存在せず、雑誌に載っているモデルのような美を追い求めれば、自己嫌悪の底なし沼にはまってしまうだけ。
なぜ痩せたいのか、なぜきれいになりたいのか。一歩進んで考えれば、それは結局自分に満足したいから、そしてきれいになりさえすれば、幸せになれると思うからでは?
でも自分を満足させられるのも、幸せにできるのも、実は自分だけ。幸せに生きるための一番の近道は、実はダイエットでも美容整形でもなく、健康的なセルフイメージと自己肯定感を持ち、自分を大切にすることなのかも。
アメリカの心理カウンセラーKaren Finさんが全ての女性のために書いた「体」へのラブレターをご紹介する。(by yourtango)
私の大切な「体」へ
私はあたなに謝らなければいけません。
私はずっとあなたを責めて、うまくいかないことは全部あなたのせいだと思ってきました。でも、私は今、それはあなたのせいではなく、自分自身のせいだとわかりました。
本当にごめんなさい。あなたに向けたひどい言葉、思い、行為・・・。
あなたはずっと完璧だったんです。それなのに私は、他人と比較してあなたを否定し、他人があなたについて言う無責任な言葉を信じてしまいました。あなたのおかげで私はたくさんの経験をすることができ、自分の人生を思い通りに生きることができているのに。それなのに、あなたにひどい仕打ちをしてきてしまったことを本当に後悔しています。
生まれてきたとき周囲の人は、みんなあなたが五体満足で完璧であることを心から祝っていました。それなのに、成長するにつれ、何かが変わってしまったのです。
たくさんの経験をさせてくれるあなたに感謝をする変わりに、欠点を見つけ出し、何かが足りないと思い込み、不満を募らせてしまいました。ときにはあれだけ祝福してくれた家族からさえも、欠点を指摘するような言葉、「お尻が大きすぎる、太った、足が太い」など、あなたが完璧であることを否定するような言葉が投げかけられるのを、自ら受け入れてしまいました。
周囲の人の言うことを信じ、彼らの言葉よりももっとひどい思いをあなたに対して抱いたのは私自身だったのです。
お尻や胸についたストレッチマークを醜いと思い、何とか消したいと必死になりました。それは、大人の女性に成長し、体の水分と脂肪のバランスが変化した証拠なだけなのに。
20歳になるころには、太もも同士が触れることで、自己嫌悪に陥っていました。雑誌に出てくる女の子たちはみんな、太ももの間に隙間があったからです。隙間のない自分の太ももを、太って醜いと思い込みました。
周囲からお尻が大きいとからかわれたとき、私は勇気を持ってあなたを守り、他人の心無い言葉を拒絶するべきだったんです。今では、私のお尻のサイズは私の体型に似合ったものだとわかるようになりました。
セルライトでボコボコした足をスムーズに戻す方法も必死で調べました。今なら、私が砂糖と塩分を取りすぎたせいで、ボコボコしたセルライトがあなたにできてしまったということがわかります。
でも一番後悔しているのは、離婚したとき私があなたにしたことです。あなたに必要ない痛みを、私はあなたにわざと与えてしまいました。本当にごめんなさい。
私が1人ぽっちになってしまったのは、あなたが美しく魅力的でないからだと私はあなたを責めました。雑誌に出てくるモデルのようになろうと、ダイエットをし続けました。
あなたがちゃんと機能するために必要なものをすべて排除し、飢えて苦しませてしまいました。
でも私私が間違いに気づき、もう一度、あなたのことをちゃんとケアするようになったら、あなたは私のことを許してくれましたね。セクシーな胸元のラインも、ヒップのカーブも戻ってきて、健康なあなたをとりもどしたとき、私も私自身を取り戻せたのだと思います。
でも一番変わったのは、私がついにそのままのあなたを愛することを決めたときでした。あなたに十分な休養と水分、栄養を与え、エクササイズをし、ちゃんとケアすることを決めたとき、すべてが変わりました。
あなたは私が長いことあなたを苦しめてきたことを、許してくれたんですよね。あなたが私の愛情に応えてくれたとき、私自身も生きていくためのエネルギーと幸福感を感じることができました。
私は私だけのあなたを愛しています。例え、雑誌に出てくるモデルの体のようにパーフェクトでなくても。私にとっては、あなたが一番完璧なんです。
なぜって、あなたのおかげで、私はこの素晴らしい人生を生きることができるのですから。
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